今回は子どもへの教えについて考えてみましょう。どんな親御さんも、子どもが自分たちの思い通りになって、成績が素晴らしく、社会的にも評価されるなど、外見的な条件に価値を置いてしまいがちです。しかし、『聖書』の最初に、神様は宇宙全体を創られて、最後に人を作り、そして、作られた人を見た時に、"神様はそれを良しとみたもうた"と書かれてあります。それは、何ができるから価値があるではなく、既に生きているだけで絶対的に尊い価値があるということを示唆しています。そして、その尊さを発揮する表現の仕方は個性的で、みんなそれぞれ異なるのです。ですから、子どもたちが上手くいかずに悩んでいる時は、「あなたは生きているだけで素晴らしい価値があること」、「そんな尊い命を一瞬たりとも無駄にしないためにも、1つ1つの行動を良くするのを心掛けること」を伝えてあげてください。命に感謝し、良い行動を心掛ければ、自ずと事態は好転してくるはずです。